アジア放浪と里山輪行

ボッーと流されるままの人生を送って居る時、澤木耕太郎の放浪記「深夜特急」に感化された貧乏放浪旅です。 将来僅かな年金で沈没(旅の途中長期に留まる)しながら放浪をするには、如何ほど有れば出来るか、リタイア生活の予行演習でも在り、日本人に生まれた幸せの確認旅でも在りました。 男のロマンか経済格差を利用した卑怯者か?

カテゴリ: 思茅・玉渓 05年

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雲南省玉渓の街は、

“地〇の歩き方”に、九龍池公園位しか見所がないと載っています。




バスは、聶耳公園から出ていると書いていますが、

大きな公園なので一時間も探し回って乗りました。




ところが、着いた所は新興住宅地で、間違えて乗ったようです。

乗り換えたバスも同じ様な感じです。

九龍池公園には行きそびれたが、玉渓は、旧市内を始め好い町だと思います。

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中心部に戻り、荷花池に行きました。



小さな公園に成っているのですが、

年寄りのたまり場で、麻雀大会々場の様でいっぱいでした。

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公園のトイレは、有料ですが僅かに1角≒1円35銭、

顔パスや常連で払わない者もいるだろうし、

幾ら物価や人件費が安いとは言え、300人来ても400円。

その位なら無料にしたら良いのにと思いながら二度目は我慢しました。




今でこそ、中国の食料や薬品は信用有りませんが、

安全ばかりを優先して効かない日本の薬と違って、

当時のおっさんは中国の薬が安くて良く効くと妄信していました。

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そこで、処方薬局に入って、

2週間分の風邪薬(14元≒200円)と

車酔い止め2箱(17,8元≒240円)を求めました。




白衣を着て大勢いる薬剤師は、

医者に行けない人達には先生であり頼りに成る良き相談役の様です。




景洪では、酔い止めを買った心算が、咳止めだったので、

効能書を良く見て、ケースから出して貰らってからも良く確かめました。

横文字ならちんぷんかんぷんの所ですが、漢字なので感じは掴めます。




中国は、街々の人口に比べて病院が少ない様に思います。




その性かケーブルテレビでは、

何時も無駄な宣伝をしていると思いながら見ていると

外国ほども遠い、満州や北京・上海の病院の宣伝が流れ、

それと薬ばかりのCMです。




CMのレベルは低く、画面をチカチカさせた絶叫型ばかりで、

電話番号を連呼します。

番号は、必ず裾広がりのパー(8)パー(8)パー(8)・・・・・・・・です。




今年開かれた世界大運動会が、

08年8月8日8時8分に開かれたのと同じ事で、元が良いからです。

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この街は、やたらと果物屋が多く、

大層立派な化粧箱に8ヶ入れて売っていました。




            
  

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昆明行きは、日に一往復しかないと書かれていましたが、

玉渓火車(鉄道)駅に、行って見ました。




他の中国の駅の様にでかくて立派なのですが、

出来て12年しか経っていないのにまるで廃墟です。




隣に鉄道関係の建物も有るのに何の手入れもされて居らず、

人気も有りません。




駅舎にも入れないように成っていますが、ホームには出られました。

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鉄道駅なのに生々しい交通事故の写真が、修正も無しに一杯飾られ、

指名手配や尋ね人の張り紙も多く張られています。

写真や経歴を見ると素朴そうな人ばかりです。





乗ってみたいが、朝も早いようだしバスで行く事にしよう




全線高速を走るバスが、頻発しているのに、

日に一本だけの列車では勝負に成らないのか、

今年の春に、それも廃止に成ってしまったとの事です。




そんな駅前では、とても商売には成らないだろうと思う食堂に入ったら

結構お客も入っていて料理も美味しそうです。

生ビールに、ぶっ掛け飯のつもりで、少しずつ頼んだ心算だったが、

大皿や中華丼椀で4品も持って来た。




大食いの方だが、無理食いしても食べ切れませんでした。

料金は、42元≒580円と宿賃より高く付いてしまった。




公園でゆっくりした後の夕方、列車の到着を見に行きました。

到着前に成ると、トクトクが数台駅前に集まって来ます。

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新幹線と同じ標準軌で、線路や枕木もローカル線とは言え本格的です。




出迎えの何倍もいる見物客も入れると百人位ホームで待っている中、

2分遅れで警笛を鳴らしゆっくりゆっくり東風型機関車を先頭に

9両編成で入線、前3両は粗一杯乗っているが、

後ろは締め切った様に乗っていません。




出入り口や階段の性より

回送か掃除等の事を考え、前に固めたとおっさんは勝手に決めます。

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客車は100km/hとスタビラーザーダンバー付き120km/h対応の両方

が使われていますが、90kmを2時間も掛けて走るので

如何でも良い事ですが、鉄ちゃんのおっさんは興味深々でした。




直ぐに機関車を切り離し前から側線に渡り、

明朝の出発に備え最後尾(折り返しの先頭)に連結しました。




この時でも50名位の地元民が見物していました。

暇なのは、おっさんだけでは有りませんでした。





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雲南省玉渓市の旧市内には、古い建物が残っている新興路地域があります。

狭い入り口を入ると中庭で、親族が一同に住める様に成っています。




1階と二階の間で50cm位ずれた家も有ったが、

保存地域で建て替えは出来ないのか、

二階部分はそのままで、一階だけを今風に改造している。

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その新興路で飯を食べていると、3つのコップを伏せて

その中のひとつに、コインを一枚入れ、

何処に入っているか当てると云う古典的な賭けをしていました。




数人の男が周りを取り囲み、あっちだこっちだと言っていますが、

サクラなのは明白。




こんなミエミエの猿芝居に引っ掛る者がいるのかと見ていたら、

矢張り居ました。




手口も最初は勝たせ、掛け金の上がった所で、巻き上げる筋書き通りでした。




負けた親父は文句を言っていますが、通りの人は皆知らん顔です。

おっさんでも騙された者に同情はしません。

増して、我が事にしか関心の無い中国人は当然です。




数人掛りの割には実入りが少ないようですが、

あっという間に場所を替えて行きました。

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張り紙に人だかりがしているので、見ると

求人票を見ているのですが、これは何処の街でも良く見る光景で、

23歳迄・容姿端麗・160cm以上とか

日本では許可に成らない失礼な条件が羅列されています。

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市内で一番大きい聶耳公園(無料)に出ました。

園内通ると近道になるので通り抜けるだけの人も多く

日曜なので、総ての世代がくつろいでいました。



日本では余り見ない元気なおばあさんも良く見ます。

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余りにも気持ちが好いのでベンチで寝転んでいると公安に注意されました。



今までに注意されなかったのは、ハノイ(ベトナム)フォアンキエム湖だけで、

見ていない様で見ているのですね。

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网吧(ネット屋)に入って、メールをチェックして、


間を空けず返事が有ってチャット出来ないかと言う。




慌てて、

店の者にYAHOO COMのメッセンジャーに繋いで欲しいと頼んだが、

出来ないと断られました。




其れ迄も、来たメールは良く文字化けしていたので、

期待はしていなかったが、

もう会う事も無いファンの声と動くのを見たかった。




漢字の国の中国は便利な事も多いが、

矢張り赤い国、難しい事も多いです。





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