アジア放浪と里山輪行

ボッーと流されるままの人生を送って居る時、澤木耕太郎の放浪記「深夜特急」に感化された貧乏放浪旅です。 将来僅かな年金で沈没(旅の途中長期に留まる)しながら放浪をするには、如何ほど有れば出来るか、リタイア生活の予行演習でも在り、日本人に生まれた幸せの確認旅でも在りました。 男のロマンか経済格差を利用した卑怯者か?

2011年02月

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駅前の大タヌキ、公衆電話と比べれば良く分かる。

夕前からの雨予報でしたが、タヌキの焼物有名な信楽から

甲賀の忍者屋敷と忍者博物館に寄っても

昼過ぎの電車に乗って帰れば濡れなくて済むと思っていました。

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看板の大タヌキは、駅前と同じ大きさの様だ
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競争に成らない様に、各店大きさを揃えて居る?様だが、表情等は若干違いました


ところが思っていたより坂がきつかったので、

信楽に着いたのは昼に成り、早々に忍者は諦めた。



今迄にも予定を立てて時間が余った事は先ず有りません。

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信楽駅ホームでは、タヌキが出迎えてくれる

改めてタヌキの焼物一色の信楽町には圧倒されます。



多分、日本中のタヌキの焼物全部を此処で独占しているのだろうが、

町中タヌキだらけだ。

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宗陶苑

定番の徳利と通い帳を持ったタヌキだけでなく、バリエーションも豊富で、

他の動物も揃っているが、

前に行った立杭焼の様に小難しい芸術作品が少ない分取っ付き易い。



多分、町中の喫茶店、飲食店、美容院、コンビニ等を合わせたより

陶器を扱う店が多いだろう。

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奉納の狛犬・太鼓・鶏は勿論陶器で、トイレの男女看板も陶器製タヌキでした
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正月で金を使ってしまい、寒くて二八の給料前で雨の予報の性か、

観光客も殆んど居ないのに、此れだけ多いと商売に成るのかと心配になる。



一日で信楽焼の歴史がわかる信楽伝統会館は定休日(木曜)で観られず

日本一大きい登り窯が有ると言われている宗陶苑もガラガラで

観光バスも止まって居ず、団体客と一緒に説明を聞く事も出来ません。

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左は、明後日に窯開けする宗陶苑の11室の登り窯
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ダレ犬の車止めは 色のバラツキを合わせる為に分けて積み上げられていた 右は宗陶苑の駐車場 此の様に使う

登り窯も火を落し三昼夜の冷まし中で、

窯を開けるのが明後日(2/19)と云うタイミングの悪さでした。



丘の上に在る広大な箱物 陶芸の森にも寄り、

信楽線沿いを貴生川駅に向います。

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死者42名と重軽傷が614名の大惨事の原因となった信楽線唯一の擦れ違い場所小野谷信号場。現在は、信楽⇔貴生川15㎞をピストン運転して擦れ違わない(使わない)様にしている。信号も横に向けて居た。


伊賀上野から登りっ放しのご褒美で、

快適な下り坂と期待して居たのに、それ程でもなくて通行量も多い

駅に着いたのは、甲賀の忍者屋敷や忍者博物館がとっくに閉った5時だったが、

雨にも遭わず京都行きも待たずに直ぐ来たからまぁ良いか



紛失したUCカードの続きを書くべきですが、暖かくなってからでは雪の記事を書き辛くなるので、先に載せました




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伊賀上野からタヌキの陶器で知られた信楽に行き、

甲賀流の忍者の里にも寄って帰る心算です。

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左は、去年行った時の男忍者。右は、くの一女忍者電車。

降りた関西本線伊賀上野駅(地図)にも忍者電車が乗り入れ、

上野城に伊賀忍者屋敷やショーが行なわれ、

忍者に被れた外人も見掛けるのですが、三度も来ていますので寄らずに、

街はずれの駅から北に進みます。

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三重県は、ガードレールに貼って居るのを良く見ます。ポールを立てるより安く付く性か、枚数も多くて助かります。

信楽も車で二回行っていますので

勾配のきつさを知って居る心算で覚悟をしていましたが、

今回も先々週の笠置から柳生の道参考にした全国サイクリング情報では、

斜度11%の標識があるが、気持ちの良い登り坂とか、

のんびり登り坂を楽しんで、名もない峠を越えてと

書かれているのを真に受けて居ただけに堪え、

諏訪の村以外は人家も無いので余計に遠くに感じる。

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山の中腹に急坂が見え、思わず一服


情報人との脚力の差は想像以上に在る様で、殆んど降りて押して居た。



“山道を漕ぐ事も出来ないお爺が、自転車に乗らなくても”

と思われるのが癪で、対向車が来る度に平気な顔をして背を伸ばし押す。



まるで格好は構わない方だが、しょうむ無い(くだらない)見栄は張ります。

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もう殆んど溶けて居たが雪の重みで竹が倒れて居た。走った路面は乾いていたが、峠付近から逸れる道は雪が残って自転車では危ない。

峠を越えて信楽に入ると老人が薪割りをしていました。



太い赤松なので、にするのは勿体ないのではないかと聞くと

外材に押されて採算が取れず、害虫で枯れる木も多く

暇だからと割って居る松は二番手の薪で、伊賀焼物用に頼まれたとの事。

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積み上げた薪は、正月から今日(2/17)まで割った分です

大きな幹は、ド真ん中に斧を入れて真っ二つに割るのかと思っていたが、

其れでは割れず、中心と皮の間を削り取る様に割って行く、

其れでも割れない時は、同じ場所を狙って重い斧を振り下ろす。

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左足に注目
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81歳なのに、息も切らせず寸分の狂いなく斧を扱い、

足で薪を押さえて同じ太さの薪に揃え割る。



其の時に足先に振り下ろすので、見て居るのが怖い。



斧が足にと想像するだけでも恐ろしい。



今迄に怪我した事が無いかと聞いたら無いと答える。



そらそうだ、一回でもヘタ打てば、

二度と斧を振り下ろせないダメージを受けてしまう。




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九江駅前で、行く予定だった廬山の情報を聞くと、

個人で行くには遠いだけでなく、可也広範囲で標高もある観光地で

入門料が190元≒\3200もするとの事で諦めました。

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今回の貧乏旅も旅費はATMで引き出していました。



マイレージUCカードと相性の良いのは、

中国銀行と建設銀行で、農業銀行と某商銀行は余り利用しませんでした。



南湖公園から中心部に行き、交通銀行で引き出しを試みるが下ろせません。



他の銀行は1000元までだったのに、入った某商銀行では、

限度額2000元≒\33,000と表示されたので、目いっぱい引き出しました。



そしてレシートを受け取り、用心の為にATMの番号釦も拭いた



此処までは覚えているし間違いない。

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銀行を出て直ぐに、財布やポケットを確認してもカードが無いのに気が付いた

落としたかも知れない、青くなって来た道を確認しながら戻った。



引き出して居たATMでは、

若者が百元札≒\1650で、限度額いっぱい引き出している。



いざと云う時のおとり用に持っていた期限切れカードを見せて

忘れていなかったか?と、話せないので動作だけで聞いた心算だが、

慌ててウロたえたり不審な様子はない。



唯、帰る時に番号ボタンを拭き取っていたのが引っ掛かる。

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スズキのワゴンRがタクシーに使われて居ましたが・・・・

ウロも来ていたし余裕も無かったが、

如何してこの時に、

若者のカードを確かめなかったのだろうか悔やまれる。



何度も財布やポケットを確かめても同じ事。



ガードマンや行員にも訴えるが、

親身に心配してるようには感じられない。

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ATMの中を調べてくれと言っても、

『週明けの翌々日の朝に来い』と通じて居ないのか

日本では信じられない対応される。



何時も暇で予定など無いのに、

こんな時に限って68元で、翌朝の合肥行き硬臥券(寝台車)を買っている



せっかく手に入れた68元の寝台券をパーにして

数千元引き落とされた?カードが在るか如何かも分からず、

落として居たら翌々日までに引き出される可能性もある。

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あいつは、『忘れて居なかったか』と聞きに戻って来たので帰ったが、

他の銀行で、今にでも引き出して居るかも知れない。



未だ十代の若僧が、あんなに大金も不自然だ。



抜き忘れて、其のまま続けてあいつに引き出されたのは間違いない。



幾ら引き出されたかも気に成る。



こんな時に限って限度額が2000元。



時間的には、1~2回引き出されても3回以上は無いだろう。

2000元×3回≒10万円。



ぼっさりしていた罰で、2000元は仕方が無いとしても最悪10万円も有りうる。



早く停止しないと被害も増える自己嫌悪で落ち込んでいる場合ではない。



前に広州で掏られたのに学習して居ない。

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UCカード会社の連絡先は、バックパックに入って居るので、

その場では頼めません。



泊っている1つ星の高級ホテル富安小賓館までは、5kmも無いだろうが、

鬱な気分で路線バス(1元≒\17)に乗る。



こんな時でも抵抗が有ってタクシーに乗られない



そんな程度の危機管理でした。




後篇“チョンボは、散々学習済み編”に続きます。




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