アジア放浪と里山輪行

ボッーと流されるままの人生を送って居る時、澤木耕太郎の放浪記「深夜特急」に感化された貧乏放浪旅です。 将来僅かな年金で沈没(旅の途中長期に留まる)しながら放浪をするには、如何ほど有れば出来るか、リタイア生活の予行演習でも在り、日本人に生まれた幸せの確認旅でも在りました。 男のロマンか経済格差を利用した卑怯者か?

2010年04月

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広西チアン自治区柳州市 (地図)北の中心地にバスで行ったが、

また車内で、おばちゃんに席を譲られた



乗り物酔いが酷いのと

おばちゃんの好意を無にすることも無いので、


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譲られてばかりでは悪いので、

乗り継いだ市バスで75歳位の爺さんに譲るが、

盛んに遠慮して座ろうとしない。

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それでも無理に座って貰ったら、

二つ先の停留所で降りるからとの事で

親切の押し売りに成ってしまった。

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川沿いの公園で男達が群れているので、

何事か観ていると鳥の鳴き合わせでした。

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左写真では分かり難いが、男達は各々が木に鳥篭を掛け、鳴き声を楽しんでいました。

一昨日も街外れの都楽公園でも見かけたが、

空を飛ぶ鳥を籠で飼う事自体は、如何かと思うが、

トランプや麻雀ばかり見ていたので

優雅?な趣味にほっこりした。

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昨日のネット屋で、帰りのバス時間を考えて10時までしたが、

今年に入ってから今日までの受信メールを消してしまった。



冷静にゴミ箱から戻せば良いのだが、

悪い事にその日のYAHOO JPに依ると

45万人の450万通のメールを

迷惑メールとして消してしまったニュースを見た所なので、

その影響と思い込んでしまった。



この時もその後も気が付かず

日記やブログの参考として見る事が出来なくなってしまう。

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日本なら政令都市クラスの大都市の柳州市で、

何か話のネタが無いかと4日間歩き周ったのですが、

何も面白い事も変わった事も有りません。



怪しい店も、屋台街も美味しい店も不思議な事もありません。

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寒くて北上(桂林)するのを躊躇していたのもありますが、

行く所も無くなり、

明日は、いよいよ桂林璃江下り観光の終着点

陽朔(ようさく=やんしゅう)に行く事にしました。



桂林ではなく陽朔なのは、10年前に行った事があり

良い所ですが璃江下り観光船が高いのと俗化された桂林より

ファーランの聖地として人気のある陽朔に惹かれたからです。



この柳州の前記事を見たい人は、文字をクリックすると1ヶ月半ほど続いたサイクリング記事を飛ばして見られます。




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標高550mの青垣峠を自転車を押して越えました。



越えた生野側(地図)は、青垣側の様に急坂でなく、ブレーキを掛ける程でもない

ペダルに足を乗せているだけで良い理想的な下り坂がずっと続く、

二度と上がりたくない峠道だったが、逆コースも緩いものの長いので辛い。

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新井から明延御子畑鉱山間を走っていた一円電車が動体保存されています。


自転車では薦められないが、ドライブでなら快適で良い所だ。



そして目的のひとつだったが、乗り遅れたり時間が掛かり過ぎ

半ば諦めていた生野銀山観光坑道の案内も出て来た。

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鉱石運搬用なので一円電車の車内は非常に狭い。

観光坑道(地図)は、役所の施設ではなく、

民間らしく比較的遅い5時半までの営業で、

坑道は意外にも長く上手に見せてくれ\900の料金は高いとは思わなかった。



平日なのと時間が遅いので、貸切の様に中を見られた。

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其処から少し下った生野の街に入ると

観光用コースは色違いの舗装で、

迷わずに回れるように成っていて分かり易いが、

既に6時前で、帰りの列車が気に成って早々で切り上げたものの

一時間に一本の列車が出たところで、

次は有料特急、そしてその次の普通電車は一時間半後に成る。

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最初の予定通り播但線沿いを姫路方面に走って行き、

適当な駅で乗れば良いと国道312号線を走る。

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坑道の補強も時代や用途で各種あって、素掘りもありました。補強材と岩の隙間に材木を詰めていたので、成る程なぁと感じました。見学者の為に、コンクリートを打った床が少し歪んでいるのか、ビックリハウスの様に若干平衡感覚が狂ったのは、おっさんだけかな。

町外れで、標高350mの生野峠さえ越えれば、

緩く徐々に標高が下がって行き、

楽に走れそうなのは予想していましたが、

しかし此れほどまでに快適とは思いませんでした。

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車で言えばアクセルも踏まなくて良い

アイドル状態で進んで行く様な理想的な勾配です。



7速で軽く漕ぐだけで、

制限速度の40km/hをオーバーするほども出る。



日暮れに国道を突っ走るのは危ない事だが、

お爺に成っても抑えきれない。

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(左)試掘された筒状の石(右)掘り出した鉱石を大きな巻き上げ機で地上に運び出す。

今日は、予定の列車に乗り遅れ・

寒さ・雨振り・急勾配と最悪と思っていたが、

奇麗な湖水を見て、目的の生野銀山で本物の坑道に入れ、

最後は、きつかった青垣峠越えのご褒美か

長くて緩い下り勾配を車並みで走れた。



余りにも快調なので、

姫路行き便数が倍になる寺前駅(地図)ではもの足らず、

つまらぬ余裕をかまして、ふた駅先の鶴居駅(地図)まで行った。



駅着くと既に乗客がホームに上がっていて、

待合所は人気が無いので、

自転車を畳むのを焦ってしまったが、


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左と一番上の写真は、川沿いに沿って鉱石を運ぶのにアーチ形に造られた[銀の馬車道線路跡


タッチの差で乗り逃がした事も2~3回あるが、




性分とは言え落ち着きが無く見っとも無いが

ドラマの様な快感?には代えられない。



終わり好ければ全て良しの一日で、

総走行距離は、90km位でした。




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生野ダム銀山湖市川上流の魚ヶ滝キャンプ場付近。

少し前に新井(生野)から家原遺跡を周って来ましたが、

今回は、丹波市石生(地図)から青垣峠を越え生野銀山跡に行って来ました。

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丹波市石生駅前には、日本一低い(標高100m)分水嶺の案内看板が有ったが、行く余裕がありませんでした。青垣峠との差450mを上がらなければ成らない事になる。


スタートからいい加減で、一時間に一本の電車に乗り遅れ、

前々日に調べたきりの天気予報を信じて来た為に、

寒いのは我慢できるが、雨がパラ付き、

これからの標高530mの青垣峠越えを思うと気分が乗らない。

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どんよりと曇っていたが、山に架かる雲に、少し青空が見えたのが決め手になった。


二日後に、下滝から加古川へ走るのを

Nさんと行く約束をして居なかったら、

雨次第で加古川線に逃げられる

手前の下滝谷川で降りていただろう。

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峠に向かっているのに、雨が降って来て、ずぶ濡れに成りたくはないと思いながら走っていました。山地らしく材木商が多かった。

石生で降りてからも、

此れからの雲が被る山越えを思うと益々気が乗らなくなり

迷わず入った回転すし屋でゆっくりしていると

更に遅れて昼過ぎになってしまった。

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北に進路を取り青垣の町に向かっている途中も

引き返して篠山に戻ろうか?

それとも福知山に抜けようか?

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パラパラ程度の雨だが、川の様に流れてくる。

 

天気や時間を考えると

引き返すかコースを変えたほうが良い気もしたが県境なので、

どちらに行ってもキツイ峠越えを避けられない。



とテンションが下がる一方です。

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地図を見ると福知山に抜ける道は、距離は短そうですが、

クネクネと青垣峠以上にきつそうです。



優柔不断なので最後まで迷ったが、

例によって撤退は良しとしないので、

不本意ながら予定通りのコース青垣峠に行く事にしました。

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左は、日本はんざき(オオサンショウウオ)研究所。

唯ひとつの救いは、

山に架かる雨雲の下に青空が覗いていることでした。



青垣の町を抜けるとネットで見た通りに道も狭く急になり

とても漕げない道が続く。

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銀山湖は、生野ダムの堰止め湖。


狭いのはトンネルにするからだろうが、

キツイだけでなく、土砂降りに成ったり

何かトラブルに遭ったらどうしようとか、

今日中に帰られるのだろうかと弱気になってくる。

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エメラルドグリーンの銀山湖。


最高標高が550m位だったのを頼りに、

其れもガックリ来ないように少なめに推定し

決して過大に期待しないように数キロ自転車を押す。



推定480m位と予想した所で

朝来市青垣峠の標識が出た時はうれしかった。

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後は姫路まで、ジェットコースターで下る様に、

滑り台を滑り降りる様に、

ドミノ倒しをする様に行ける筈だ。



峠を越えても川沿いの道は、

緩い坂でブレーキを掛けるまでも無い。



良いぞ好いぞ、理想的な下り道だ。



当然加古川源流から流れの方向も変わった市川が、

それ以上に奇麗に思えるのは、

淡いエメラルドグリーンに見える水質の性かも知れない。



その川も生野ダムで堰止められ、銀山湖に成っても水の美しさは変わらない。




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