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久し振りの良い天気なので、部屋の服掛けスタンドごと窓の外に出して干す。

お気に入りの飯屋で食事後、ネット屋近くでレンタル自転車を借りました。

一日1万ドン=¥70で、デポジットなしでした。





使い古した変速機付きのマウンテインバイク

ファーラン(白人)が乗っていたのか、乗るまでもなくサドルが高い。

何と10cmも下げてもらった。





おっさんは、身長175cm日本人では高い方なのに屈辱的だった

ブレーキが若干甘いようだが、気にするほどでもない。





まずは、北東方面へ、歩く事を思えば5倍は行動範囲が広がり、

道も舗装されているので快適に走る。

近郊の農家は貧しいが庭も広い。





そして旧市内へ戻って来た。

この辺を通るのは、もう3度目なので良く知っています。

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水上生活者の船が通れる様にか、少し太鼓橋状に成っている橋(地図)を渡る。


高い欄干の陰から女学生二人乗りの自転車が飛び出してきた。





橋を下っているので、甘めのブレーキが効かないしハンドルも切れない。

前輪に真横へ突っ込む感じでT字にぶつかり、

若い二人は、コケもせず自転車から飛び降りた。

幸い誰も怪我はしていません。





「飛び出すからいけないのだ」と言って立ち去ろうとすると、

後席の娘が、大きく歪んだ前輪リムを指差す。

いかついマウンテインバイクに横っ腹から突っ込まれたので、

歪んでしまったのだ。





野次馬も集まってくる。





女の子は、直ぐ其処にある堀沿い露店自転車修理屋に行こうと言う。

野次馬と一緒に、自転車を押して行き、

最初の見積もりは3万ドン(¥210)と言っていたが、

修理は無理で、リムの取替えに5万ドン(¥350)掛かるとの事。





状況から1~3万ドン払う気だった。

女の子は、その5万ドンまるまる出してくれと言う。





「悪いのは、あんた達だからそんなに出せない」とおっさん。

お互いの言い分を聞いていた野次馬の爺さんが、

女の子に向かって半々にしたらと言ってくれる。




女の子は納得しない。




修理屋は、今までやっていた修理に掛かっている。




金持ち日本人大人が、僅かな金で何時までも我を張っていても仕方が無い。

僅かだが全額持つのは抵抗がある。




「分かった4万ドン(¥280)出す」とおっさん。




女の子は、ニコニコ顔に成る。

ベトナム娘が、交渉上手なのか、おっさんがセコくて大人げないのか。





怪我が無くて良かった。

娘さんを傷つけていたら、そんな事を言っていられない。





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